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ノンアルコールビールとは?製法・種類・妊娠中や運転中の注意点まで解説

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    Apoptosis Member
  • 1 日前
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更新日:23 時間前


ノンアルコールビールとは?製法・種類・妊娠中や運転中の注意点まで解説

ノンアルコールビールとは、アルコール度数が1%未満のビール風飲料(正式には「ビールテイスト飲料」)です。日本の酒税法上は清涼飲料水に分類されます。製法・アルコール度数・原材料は商品によって異なるため、妊娠中や運転前は「0.00%」表示を確認することが大切です。

「ノンアルコールビールって、妊娠中に飲んでいいの?」「本物のビールと何が違う?」「製法によって味は変わるの?」──ノンアルコールビールへの疑問は多様です。

この記事では、ノンアルコールビールの定義・製法の違い・アルコール度数の種類・妊娠中・運転中の注意点・選び方・よくある疑問まで、まとめて解説します。国産と海外産の違いも整理しているので、どれを選ぶか迷っている方もぜひ参考にしてください。



ノンアルコールビールの定義──正式名称は「ビールテイスト飲料」



ノンアルコールビールは法律上の正式名称ではなく、「ビールテイスト飲料」と呼ばれる飲料カテゴリが正確な表現です。日本の酒税法では、アルコール分1%以上の飲料を「酒類」と定義しているため、アルコール分1%未満のノンアルコールビールは酒類に該当せず、清涼飲料水・炭酸飲料として分類されます。

ただし「ノンアルコール」という言葉の通り完全に0%とは限りません。日本では0.00%の製品が主流ですが、海外産では0.5%未満の微アルコールを含む製品も「ノンアルコール」として販売されています。


区分

アルコール度数

法律上の分類

妊娠中・運転前

通常のビール

約5%前後

酒類(ビール・発泡酒等)

微アルコール(国内)

0.5%未満(例:ビアリー等)

清涼飲料水

要注意

ノンアルコールビール(0.00%)

0.00%

清涼飲料水

○(大手国内製品)


ノンアルコールビールの製法──国産と海外産で大きく異なる

ノンアルコールビールの味や風味の差の多くは、製法の違いから生まれます。大きく4種類の製法があります。



① 脱アルコール製法(主に海外産)

一度本物のビールを醸造してから、後でアルコールだけを取り除く方法です。発酵由来の香りやコク・苦みをそのまま残せるのが最大の特徴で、ビールに最も近い風味を実現できます。真空蒸留法・逆浸透膜法・スピニングコーンカラム法などの技術が使われます。

ドイツなどの欧州産ノンアルコールビールはこの製法が主流です。ただし日本では、製造過程でアルコール度数が1%を超えると酒税がかかる酒税法上の問題があるため、脱アルコール製法は採用しにくい環境にあります。


② 発酵抑制法(国産に多い)

麦汁から発酵を始めるものの、アルコールが1%未満になるよう発酵を途中で止める方法です。発酵由来の香りを活かせる一方、タイミング制御が難しく、甘みが出すぎたり麦汁臭が残ることもあります。


③ 原材料希釈法(国産に多い)

麦汁の濃度を下げてから発酵させる方法。アルコール度数を自然に低く抑えられますが、コクや深みが出にくく「水っぽい」と感じる製品もあります。


④ 香料・添加物による風味付け法

麦芽エキスや香料・添加物を組み合わせてビール風の味わいを作る方法です。国産大手に多く見られる製法で、アルコール生成の工程自体を省けるため管理がしやすい反面、本物のビールとの風味差が出やすいです。


製法

ビールとの風味の近さ

主な産地

脱アルコール製法

◎(最もビールに近い)

ドイツ・ベルギー等の海外産

発酵抑制法

○(発酵由来の香りあり)

国産(キリン等)

原材料希釈法

△(やや薄め)

国産

香料・添加物法

△(人工的な風味になりやすい)

国産大手に多い


ノンアルコールビールの種類──スタイルと味わいの違い

ノンアルコールビールはビールと同様に、複数のスタイルで展開されています。


ラガー・ピルスナースタイル

すっきりとした飲み口と軽い苦みが特徴。国産ノンアルコールビールはほとんどがこのスタイルです。料理の邪魔をしにくく、揚げ物・ファストフードからバーベキューまで幅広く合います。


IPAスタイル

ホップの個性的な香りと苦みが強いスタイル。海外産・クラフトノンアルコールビールに多く、本格的なホップの風味を楽しみたい方向けです。


スタウト・黒ビールスタイル

ロースト麦芽由来のコクと香ばしさが特徴。食後やデザートと合わせやすいスタイルです。


フルーツ・フレーバースタイル

レモン・ゆず・桃など果実系の香りを加えたタイプ。ビールが苦手な方や、ジュース感覚で楽しみたい方に人気です。


妊娠中・授乳中・運転中に飲んでいいのか

結論から言うと、「アルコール分0.00%」と明記されている国内大手製品であれば、妊娠中・授乳中でも飲用できるとされています。ただし商品によって異なるため、パッケージの表示を必ず確認してください。


注意すべきポイントは以下の通りです。

「ノンアルコール」表示だけでは不十分。0.00%と0.5%では意味が大きく異なります。

海外産のノンアルコールビールは0.5%未満のものが多く、完全に0%とは限りません。

妊娠中・授乳中の方は、心配な場合はかかりつけ医に相談するのが安心です。

運転前は0.00%表示であれば酒気帯びにはなりませんが、「ノンアルコールを飲んでいる」という心理的影響(プラシーボ効果)を指摘する研究もあります。


シーン

選ぶべき製品

妊娠中・授乳中

0.00%表示の国内大手製品(不安な場合はかかりつけ医に確認)

車の運転前・運転中

0.00%表示の製品。海外産の場合は度数を必ず確認

宗教上の理由でアルコール不可

0.00%の製品(またはハラール認証のある製品)

休肝日・節酒

0.00%〜微アルコールまで好みで選択可


ノンアルコールビールの選び方──4つのポイント

① アルコール度数を確認する

最も重要なポイントです。妊娠中・運転前は必ず0.00%の製品を選んでください。休肝日や「ほぼビール感」を求めるなら0.5%未満の微アルコール製品も選択肢になります。


② 製法で選ぶ

本物のビールに近い風味を求めるなら脱アルコール製法の海外産を。飲みやすさや入手しやすさを重視するなら国産大手が安定しています。


③ スタイルで選ぶ

すっきりしたい→ラガー・ピルスナー。ホップの風味を楽しみたい→IPA。コクが欲しい→スタウト。飲みやすさ優先→フルーツフレーバー。


④ 原材料・添加物を確認する

麦芽やホップを原材料に使用しているものほどビールに近い風味になります。原材料をシンプルに保ちたい方は、表示を見て香料・添加物の種類を確認しましょう。


ノンアルコールビール市場の動向──なぜ今さらに注目されているのか

世界のノンアルコールビール市場は成長を続けています。市場調査会社の予測では、2024年の世界市場規模は約200億米ドルで、2032年には約330億米ドル(年平均成長率約5.6%)に達すると見込まれています。

日本では2009年にキリンビールが世界初の0.00%ノンアルコールビール「キリンフリー」を発売して以来、各社が相次いで参入。飲酒運転の厳罰化・健康志向の高まり・ソバーキュリアス(あえてお酒を飲まない選択)のトレンドが市場を後押ししています。

近年はクラフトブルワリーがIPA・スタウトスタイルのノンアルコールビールを展開するなど、選択肢の多様化が進んでいます。


ビールテイスト以外の選択肢──食事に合わせる飲み物として

ノンアルコールビールは「ビールの代替品」として設計された飲み物ですが、食事に合わせる飲み物の選択肢は他にも広がっています。

たとえば、料理の香りや旨みを引き立てる飲み物として日本茶をベースにしたボトリングティーが、ミシュランやゴ・エ・ミヨに認められたレストランを中心に採用されています。ワインのように産地・品種・作り手の個性を語れる食中飲料として、ノンアルコールビールとは異なるアプローチで食卓の選択肢を広げています。

Apoptosisのボトリングティー(Still Japanese Tea)の詳細は製品ページからご覧いただけます。


よくある質問

Q. ノンアルコールビールは本当に0%ですか?

商品によって異なります。日本の大手メーカーの「0.00%」と表示された製品は完全にアルコールが含まれていません。一方、「ノンアルコール」と表記されていても海外産の製品には0.5%未満のアルコールが含まれている場合があります。パッケージの表示を確認することが大切です。


Q. ノンアルコールビールを飲んで運転できますか?

0.00%表示の製品であれば、飲酒運転にはなりません。ただし「ノンアルコール」の表示だけでは不十分で、アルコール度数の表記を確認してください。海外産の場合は0.5%未満でも表記上「ノンアルコール」とされる場合があるため注意が必要です。


Q. ノンアルコールビールと普通のビールは何が違いますか?

最大の違いはアルコール度数です。通常のビールは約5%前後のアルコールを含みますが、ノンアルコールビールは1%未満(主流は0.00%)です。製法によっては発酵由来の香りやコクをかなり再現できるものもありますが、本物のビールと比べると風味の差はあります。また、法律上は清涼飲料水に分類されます。


Q. 国産と海外産のノンアルコールビール、どちらがおすすめですか?

目的によって変わります。安定した品質と0.00%の安心感を求めるなら国産大手が向いています。ビールに最も近い本格的な風味を楽しみたい場合は、脱アルコール製法を使用したドイツ・ベルギー等の海外産がおすすめです。ただし海外産はアルコール度数が0.5%程度含まれる製品もあるため、妊娠中や運転前の方は確認が必要です。


Q. ノンアルコールビールはどこで買えますか?

コンビニ・スーパー・ドラッグストア・酒屋・オンラインショップ(Amazon・楽天等)で購入できます。種類を豊富に選びたい場合は酒屋やビール専門の通販サイトが充実しています。クラフトノンアルコールビールは専門のオンラインショップで購入できることが多いです。


この記事について

Apoptosis Member / Apoptosis株式会社

東京・西麻布を拠点に、日本茶ベースのプレミアムノンアルコール飲料を製造・販売するApoptosis株式会社の公式アカウントです。静岡・京都の茶産地と連携し、食中飲料としての日本茶の可能性を追求しています。製品・サンプルに関するお問い合わせはこちらからどうぞ。


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